かんぴしょう

 皮膚の水分量が減少し,皮膚が乾燥した状態が乾皮症です.皮膚の潤いを保つ機能(保湿能)の年齢に伴う低下を背景に、冬などの乾燥しやすい環境や、誤った入浴法などのライフスタイルで悪化します。

冬は寒く、乾燥しやすい季節です。顔の肌の乾燥は、敏感に気が付くところでありますが、体の肌も同じように乾燥しているのです。入浴時や、着替えの時、日常生活でのちょっとした時に、あし“特にすね”や、うで、背中などに紅い湿疹はないのに、かゆい・・・ということはありませんか?

それは、肌の乾燥からくるかゆみ(乾皮症)かもしれません。ほっておくと、引っ掻いてしまうことにより湿疹(皮脂欠乏性湿疹)ができ、治療が必要になります。「私は掻かないから大丈夫!」などと思っていても、寝ているときなどは無意識に掻いてしまうものです。

こうならないためにも、かゆくなる前から肌の保湿を心掛けましょう。保湿剤は、市販のものなど、ご自身に合ったものなら何でも良いのですが、乳液、クリーム、軟膏など様々な種類の保湿剤がありますので、皮膚科の先生とよく相談し、ご自身に合ったものをみつけるのが良いでしょう。

また、肌の乾燥はアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患にも悪い影響を与えますので。特に注意し、保湿剤の外用を習慣にしましょう。

 

<ワンポイントアドバイス>

入浴時の注意

かゆいからといってゴシゴシとタオルでこするのは、肌からあぶら(皮脂)や水分が抜けてしまい逆効果です。ボディソープなどの洗浄剤をよく泡立てて手でやさしく洗いましょう。

保湿剤をより効果的に吸収させるためには・・・

保湿剤を塗るのは入浴後、30分以内(ゴールデンタイム)が吸収がよく効果的です。衣類を身に付ける前に全身に外用すると良いですよ。

電話 03(5771)6255 

FAX 03(5771)6256

お問合わせ先:

乾皮症

診療科目

 皮膚科、婦人科

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アトピー性皮膚炎、にきび、水虫、いぼ、しみ、脱毛症、湿疹、やけどなど日常的な皮膚科疾患を中心に南青山で診療します。

南青山皮フ科(みなみあおやまひふか)

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